国立循環器病研究センター副院長の豊田一則氏らの研究グループは、インスリン非依存型で第二世代スルホニルウレア(SU)薬の糖尿病治療薬グリベンクラミドの重症脳梗塞治療に対する有効性を検討した第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照国際ランダム化比較試験(RCT)CHARMの結果について「広汎脳梗塞に対する有効性にプラセボとの差は示されなかったが、125mL以下の梗塞ではプラセボに比べmodified Rankin Scale(mRS)で評価した90日後の転機は良好だった」とLancet Neurol(2024; 23: 1205-1213)に報告した。