初期研修医、研究時間ゼロの施設も

聖路加国際病院など国内3施設の実態調査

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 研修医の過重労働が社会問題となっている。近年の研究では、研修医の4~2人に1人が研修プログラム中にバーンアウト(燃え尽き症候群)を経験すると報告されている。今年(2024年)4月に本格施行された医師の働き方改革では研修医の労働の適正化も課題に挙げられているが、研修医の労働内容に関する研究は少ない。聖路加国際大学公衆衛生大学院の室谷佐紀氏らは、聖路加国際病院などの初期研修医を対象に労働実態に関する横断研究を実施。「労働時間に占める診療時間の割合は7割超と、2012年に比べ増加していた。一方、学習や研究に充てられる時間は依然わずかで、睡眠時間も十分に確保できていなかった」との結果をJMA Journal2024年11月11日オンライン版)に報告した。(関連記事:「教育で医局員が集まる!産婦人科の実習改革」「がん医療に通じた総合診療医育成の取り組み」)

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