大麻由来医薬品、治験の実態、課題が明らかに

改正大麻取締法の施行踏まえて

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 昨年(2024年)12月12日に改正大麻取締法(大麻取締法及び麻薬及び向精神薬取締法の一部を改正する法律)が施行され、今後は大麻由来医薬品の開発が進むことが期待される。しかし、一部の成分について一定残留限度値を超えるものは「麻薬及び向精神薬取締法」(以下、麻向法)における麻薬として規制されることから、麻薬治験の方法論を開発する必要がある。第45回日本臨床薬理学会(2024年12月13~14日)で、日本臨床カンナビノイド学会理事長で聖マリアンナ医科大学脳神経外科学教授の太組一朗氏は、大麻由来医薬品を取り巻く現状や麻薬治験の開発について発表。同大学病院治験管理室の宮崎カンナ氏は麻薬治験の実際について、改正大麻取締法施行前に実施された大麻草由来カンナビジオール(CBD)製剤Epidiolexの治験を例に解説した(関連記事「難治てんかん医療に希望、改正大麻取締法施行で」)。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする