近年、心血管代謝危険因子を診断基準に含む代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)/代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)の概念が提唱されたことを受け、脂肪肝診断の重要度が高まっている。健康診断での脂肪肝検査には主に腹部超音波が用いられるが、検査項目に含まれていないことが少なくない。そこで立川中央病院附属健康クリニック(東京都)の吉野薫氏は、肥満との関連が強いウエスト周囲長、BMI、体脂肪率と脂肪肝との関連を検討。結果を第53回日本総合健診医学会(1月31日~2月1日)で報告した。