〔第22回日本臨床腫瘍学会 速報〕ポナチニブ、Ph+急性リンパ性白血病で深い奏効 第Ⅲ相PhALLCON試験の事後解析 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 〔編集部から〕2025年3月6~8日に行われた第22日本臨床腫瘍学会より、注目演題の要点を速報形式でレポートします。 (Infographic ©️Medical Tribune) 学会名:第22回日本臨床腫瘍学会 会期:2025年3月6~8日 演者:南陽介氏(国立がん研究センター東病院血液腫瘍科) 背景 ポナチニブは、薬剤耐性に関連するT315lを含む点変異のあるBCR-ABLキナーゼを効果的に阻害する第3世代BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬(TKI)である 昨年(2024年)3月、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ ALL)と新たに診断された成人患者を対象に、ポナチニブ+化学療法が米食品医薬品局(FDA)で承認された。これは、ポナチニブと第一世代BCR-ABL TKIイマチニブ(いずれも強度減弱化学療法を併用)を比較した第Ⅲ相PhALLCON試験の良好な結果に基づく イマチニブは、日本においてPh+ ALLの初発症例に対する第一選択薬として使われる 今回、南氏らはPhALLCON試験の事後解析を行い、年齢(65歳未満/以上)、BCR-ABL変異体(p190、p210)、造血幹細胞移植への影響を検討した PhALLCON試験の概要 組み入れ基準 ①Ph+ ALLまたはBCR-ABL1陽性ALLと新たに診断された成人患者、②ECOG-PSが0~2、③重篤またはコントロール不能な心血管疾患を有さない 主要評価項目 導入療法終了時の最小残存病変(MRD)陰性の完全奏効(CR)率(BCR-ABL1 ≦0.01%かつ4週以上維持) 副次評価項目 無イベント生存(EFS)、分子学的奏効率、MRD陰性のCR期間、全生存(OS)、治療関連有害事象(TEAE)、動脈閉塞性イベント(AOE) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×