心房細動(AF)治療としてのカテーテルアブレーション(CA)は、技術的な進歩もあり、有効かつ安全な手技として広く利用されているが、血栓症リスクの高い患者に対しては、術後も経口抗凝固薬(OAC)の服用が推奨されている。一方、OACの継続には出血リスクが伴うため、継続と中止のバランスを見極めることが重要となる。名古屋大学循環器内科の岩脇友哉氏らは、同大学のCAデータベースをもとにOAC継続群と中止群の予後を後ろ向きに検討。「OACの中止がリスクとなる患者、あるいはベネフィットをもたらす患者像がサブグループ解析から明らかになった」とJAMA Netw Open(2025; 8: e251320)に報告した。