免疫チェックポイント阻害薬(ICI)は悪性黒色腫の治療に革新的な進歩をもたらし、現在では標準治療の一端を担っている。しかし治療中止のタイミングがまだ明確になっていないという課題を抱えている。ドイツ・Technical University of MunichのKristine E. Mayer氏らは悪性黒色腫患者の観察研究を対象に、ICI奏効後の治療中止と生存率の関連についてシステマチックレビューとメタ解析を実施。治療中止を考慮しうるICI投与期間を見いだしたとJEADV(2025年4月4日オンライン版)に報告した(関連記事「免疫CP阻害薬による消化器障害、どう対応?」)。