武蔵野大学薬学部講師の益戸智香子氏らは、日本の2型糖尿病患者におけるGLP-1受容体作動薬セマグルチドの服薬アドヒアランスと心血管疾患(CVD)発症リスクとの関連を検討するため、約1万7,000例の保険請求データを用いた後ろ向き観察研究を実施。アドヒアランス不良群のCVDリスクは良好群の1.8倍だったことをCureus(2025; 17: e80511)に発表した(関連記事「〔ACC.25速報〕経口セマグルチド、高リスク糖尿病の心血管リスク抑制」)。