小児脛骨骨折に着脱式ブーツ、ギプスに非劣性

疼痛回復に関するRCT

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 小児脛骨骨折は下肢骨折の中で最も多く見られる骨折の1つであり、その治療法は3〜4週間の全周ギプス固定術とフォローアップである。しかし、脛骨骨折は骨膜が厚く損傷していないため予後良好であることから、着脱可能な歩行用ブーツまたは固定なしなど、より制限の少ない治療法への移行が進んでいる。カナダ・Université de MontréalのAriane Boutin氏らは、脛骨骨折の小児を対象に、着脱式ブーツによる治療と全周ギプス固定術による治療で受傷後4週時の歩行時疼痛の程度を比較検討するランダム化比較試験(RCT)を実施。定期的な医師のフォローアップなしの着脱式ブーツは疼痛回復に関して全周ギプス固定術に非劣性を示したと、JAMA Pediatrics2025年4月21日オンライン版)に発表した(関連記事「小・中学生の20%で骨密度が低下」)。

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