CGMで解明!無自覚性低血糖の危険因子

国内多施設前向き観察研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 重症低血糖はインスリンまたはスルホニル尿素(SU)薬を投与中の2型糖尿病患者などで好発し、発症者の5%に死亡を含む重篤な身体障害を来す(糖尿病 2017; 60: 826-842)。近年普及しつつある持続血糖モニタリング(CGM)は血糖に関する新たな指標を測定できることから、重症低血糖の実態解明および発症抑制に寄与することが期待されているが、いまだエビデンスは少ない。日本糖尿病学会の「第2次糖尿病治療に関連した重症低血糖調査委員会」の廣田勇士氏(神戸大学大学院糖尿病・内分泌内科学部門准教授)らは、重症低血糖高リスク2型糖尿病患者の実態解明を目的としたCGMによる多施設前向き観察研究を実施。「無自覚性低血糖の危険因子としてインスリン使用、重症低血糖の既往、自律神経障害の併存、高血圧の併存が抽出された」などの解析結果を第68回日本糖尿病学会(5月29~31日)で報告した。(関連記事:「糖尿病罹病期間の長さが重症低血糖リスクに」)

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