Massachusetts General Hospital/Harvard Medical SchoolのGagan Joshi氏らは、知的障害のない自閉症スペクトラム障害(ASD)の小児42例を対象に、N-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)受容体拮抗薬メマンチンの安全性と有効性を12週間の二重盲検ランダム化比較試験(RCT)で検証。その結果、メマンチンは忍容性が高く、プラセボと比べてASD児の対人関係障害を有意に改善したとJAMA Netw Open(2025; 8: e2534927)に発表した。特に、脳内グルタミン酸濃度の高値例で効果が顕著だった。(関連記事「メマンチンで認知症患者の全死亡リスク低下」「認知症治療薬メマンチンがPTSDに有望か」)