国立大学病院長会議(以下、同会議)は10月3日、東京都で開いた今年度(2025年度)の第3回記者会見で今年度における国立大学病院42施設の現金収支見込み(速報値)を公表。赤字額は昨年度を上回り400億円を超えて過去最大となる可能性が浮上した。同会議会長の大鳥精司氏(千葉大学病院病院長)は、「過去最大の危機を迎えるといっても過言ではない」と危機感をあらわにした。(関連記事「国立大病院、稼働率を上げても赤字から脱却できず」)