低用量ステロイドでも男女とも骨折リスク増

大規模NDBで明らかに

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 厚生労働省が提供する匿名医療保険等関連情報データベース(National Database of Health Insurance Claims;NDB)は、実際に行われているほぼ全ての医療を把握できるリアルワールドデータとして期待されている。関西医科大学衛生・公衆衛生学講座客員教授の伊木雅之氏ら骨粗鬆症診療に関するNDB研究グループは、低用量グルココルチコイド(GC)投与による骨折リスクをNDBを用いて検討。投与3カ月時点で骨折リスクが女性で47%、男性では36%上昇したことをOsteoporos Int2024; 35: 805-818)に報告した。同氏は、第27回日本骨粗鬆症学会(9月12~14日)で「NDBを活用することで骨粗鬆症の診療実態を把握できる」と述べた。

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