腎細胞がん(RCC)の5年生存率はⅠ期で95%以上、Ⅱ期で75~95%と予後が良好な一方、術後早期の再発・転移リスクの高さが課題となっている。英・Royal Marsden HospitalのJames Larkin氏らは腎摘出後のRCC患者を対象に、術後療法としての①積極監視療法、②PD-L1阻害薬デュルバルマブ単独療法、③デュルバルマブ+CTLA-4阻害薬トレメリムマブ(DUR+TRE)併用療法-を比較する第Ⅲ相ランダム化比較試験RAMPARTの初の中間解析を実施。積極監視療法群と比べ、DUR+TRE併用療法群で3年無病生存(DFS)の有意な延長が認められたと欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025、10月17~21日)で報告した。