進行尿路上皮がん、維持療法前の化学療法は短縮可

3サイクル vs. 6サイクルを比較:第Ⅱ相DISCUS試験

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 進行・転移性尿路上皮がん(mUC)の治療では、プラチナベースの化学療法(PBC)を6サイクル施行後にPD-L1阻害薬アベルマブによる維持療法を行うレジメンが一般的に用いられている。スペイン・MD Anderson Cancer Center MadridのEnrique Grande氏らはアベルマブ導入前のPBCを短縮することで、有効性を維持しつつ忍容性やQOLを改善できるかを検討する第Ⅱ相ランダム化比較試験DISCUSを実施。その結果、PBCを6サイクル施行する6C群と3サイクル施行する3C群で奏効率(ORR)や無増悪生存(PFS)に差はなく3C群では統計学的かつ臨床的に有意なQOLの改善が認められたと欧州臨床腫瘍学会(ESMO 2025、10月17~21日)で報告した。結果の詳細はAnn Oncol2025年10月17日オンライン版)に同時掲載された。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする