カフェイン入りコーヒーは不整脈を誘発すると考えられ、心房細動(AF)患者は摂取を控えるよう助言されるものだが、1日1杯程度は摂取してよいかもしれない。米・University of California San Francisco/オーストラリア・University of AdelaideのChristopher X. Wong氏らは、カルディオバージョン(電気的除細動)が成功した持続性AF患者を対象にした前向き非盲検ランダム化比較試験(RCT)DECAFを実施。その結果、6カ月にわたりコーヒーなどのカフェイン摂取を一切禁止した群と比べ、1日1杯以上のカフェイン入りコーヒーを摂取した群ではAF再発リスクが有意に39%低かったとJAMA(2025年11月9日オンライン版)に発表した。(関連記事「コーヒー摂取で心房細動患者の認知機能向上」)