心臓手術・非心臓手術、感染症、急性心血管疾患などの可逆的な急性生理的ストレス因子は、心房細動(AF)の発症と関連することが知られている。しかし、ストレス関連AFの疫学は十分に解明されておらず、非ストレス(原発性)AFと予防・管理法が異なるかを検討した研究も少ない。米・Broad InstituteのJulian S. Haimovich氏らは、同国のプライマリケアを受診した高齢者3万例超を対象としたクラスターランダム化比較試験(RCT)VITAL-AFのデータを解析。新規診断AFに占めるストレス関連AFの割合、危険因子、転帰などを明らかにしたと、米国心臓協会(AHA 2025、11月7~10日)で発表した。結果の詳細はCirculation(2025年11月8日オンライン版)に同時掲載された。