少ない歯磨き回数が血管内皮機能低下に関連

歯磨き回数とFMD値との関連を検討

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 歯周病や口腔内の衛生状態は心血管病の独立した予測因子であるが,動脈硬化の初期から障害される血管内皮機能と口腔衛生との関係は明らかになっていない。広島大学循環器内科学の梶川正人氏らは,血管内皮機能評価法である血流依存性血管拡張反応(FMD)検査を受けた中高年男女190例を対象にした横断研究の結果から,歯磨き回数が1日1回以下という不良な口腔衛生状態が,血管内皮機能の低下(FMD2.9%未満)に関連することを明らかにした(Circ J 2014;78:950-954)。きちんと歯磨きすることは歯周病予防になるが,さらに血管内皮機能の改善や動脈硬化性疾患の発症予防につながる可能性もあるという。

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