<Q3>「入院」などソフトエンドポイントを使うのはなぜ?

<A>臨床的診断や現実も加味して評価するためです

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「ハード」と「ソフト」は客観と主観の違い

 ハードエンドポイントは死亡・発熱などのように基準や判定が明確・客観的なもので誰が診断しても確実です。一方,ソフトエンドポイントは超音波診断のように診断者によって判定がばらついたり入院基準などのように主観的・人情的・作為的要因の影響を受けやすかったりするものです()。国や施設による方針の違いも影響します。

能登 洋氏

能登 洋(のと・ひろし)

聖路加国際病院内分泌代謝科 医長,東京医科歯科大学医学部臨床教授。

1993年東京大学医学部卒業。同年に東大病院内科にて研修後,米国ニューヨーク州ベス・イスラエル医療センターにて内科研修し,米国テキサス州テキサス大学サウスウェスタン医療センター内分泌代謝内科にて勤務。2006年に帰国後,国際医療研究センターなどを経て2014年から現職。

米国医師免許所持・米国内科専門医・米国内分泌代謝糖尿病専門医。

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