単純性急性虫垂炎に対する抗生物質治療は標準治療になりうるのか?
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研究の背景:抗生物質登場以前から虫垂切除が標準治療の座を占める
過去1世紀以上にわたり,単純性急性虫垂炎の治療は手術(虫垂切除)が標準であると考えられてきており,米国では年間30万件の虫垂切除が実施されているのが現状である。1世紀以上前に,Fiz氏が虫垂と骨盤膿瘍との関係を指摘し(Am J Med Sci 1886; 92: 321),McBurney氏が虫垂切除による骨盤感染の死亡減少を示して以来(NY Med J 1889; 50: 676),急性虫垂炎は常に穿孔に至るものと考えられてきた。こうした経緯から,急性虫垂炎は診断されたら,緊急の虫垂切除が必要であるという概念が出来上がったのである。しかし,Fiz氏やMcBurney氏の論文は,抗生物質が使えるようになるよりも40年以上も前のもので,今からすれば抗生物質をあえて使わずに虫垂切除により難治性の骨盤内感染リスクを減少させ生命を救っていたことになる。
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