第2回:がん患者との会話は医療者も救う! 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 「コミュニケーション」と「コミニケーション」 前回に引き続いて、医師と患者とのコミュニケーションを考えてみたいと思います。まず、どうでもいいことかもしれませんが、「コミュニケーション」と「コミニケーション」のどちらも見聞きすることがあると思います。さて、どちらが正しいのでしょうか。「communication」を表す言葉なので、両方とも違うと言ってしまえばそれまでですが、おそらく大半の人は「コミュニケーション」が正しいと言うと思います。しかし、実際には両方とも使われており、僕も先日までプレゼンなどに「コミニケーション」を使っていました。 このように普段、何となくあまり深く考えずに色々な言葉や単語を、自分たちは「これでいい」と思って使っていますが、周りから見ると「?」と思うようなことが多々あるのではないでしょうか。例えば、「PDF」や「JPEG」など、初めて見た時は何を示すか分からなかった単語が、今や直接臨床には関係なくても医療界で結構使われるようになってきました。でも、何の略語で、本当の意味は何かまで知って使っている人は決して多くはないと思います。 インターネットが普及し、さまざまな情報がどこででも手に入れることが可能になり、便利になった半面、情報過多になり、何が常識で、どこまで知っておく必要があるのか、判断することが難しい世の中になってきました。医療の世界でも同じです。例えば、インフォームド・コンセント(以下IC)などの書類も書くべき情報が増える一方で、それが相手にとって理解されているかは二の次になっているのではないでしょうか。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×