第2回 海を見ていた午後 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 日本海の離島、隠岐の西ノ島から今回は白石裕子が担当します。 前回ご紹介したように私たち親子3人が島にやってきたのは1998年春。私自身は産休育休の8カ月間が明けた時期でもあり、医師5年目にして初めての、子育てしながらの勤務が始まりました。当時は、医師1人診療所に週4日勤め、残り1日は現隠岐島前病院の前身である島前診療所(19床の有床診療所)に勤務し、上・下部内視鏡検査や腹部・心臓超音波検査などの研修をしていました。 最近患者さんから聞いた話では、診療所に見習いの看護師さんか女医先生か分からないひとが来たと当時はうわさになっていたらしいです。最近になっても、スーパーでも診察室でも、私を「先生」とは呼ばずに「(院長先生の)奥さん」と言われます。「私も医師免許を持っているけど...」と思うこともありますが、「いつもお世話になっております」と無難に返すようにしています(笑)。田舎の処世術っていう感じかもしれません。島で長く暮らす高齢の患者さんにとっては、奥さんだろうとお医者さんだろうと大差ないようで、かわいがってくださいます。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×