【其の十五】「裸の付き合い」の意外な効能

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減少する銭湯と健康にどんなつながりが?

 今回は「銭湯」と健康との関係について取り上げます。

 銭湯といえば、私のような昭和生まれの世代には、「二人で行った横丁の風呂屋〜♪」の名曲「神田川」や、銭湯を舞台にしたホームドラマ「時間ですよ」が思い浮かびます。昭和の古き良き時代の思い出とともに、銭湯は庶民の憩いの場であったといえるでしょう。高度経済成長期(1954〜73年ごろ)の東京は、内風呂がない住宅が多かったため、老若男女がこぞって銭湯に通っていました。しかし時代とともに内風呂が普及したため、最盛期の1968年(昭和43年)に都内に2,660件あった銭湯は、2014年(平成26年)には659件まで減少してしまいます。今や「絶滅危惧種」ほどに危うい存在の銭湯ですが、果たして健康とはどんな関係があるのでしょうか。

photo1荒川区にある「梅の湯」。2016年9月にリニューアルオープン。下町の銭湯の良さを生かしながら、ロビースペースでヨガ教室など多彩なイベントが開催されている(筆者提供)

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