今話題の「筋膜リリース」ってなんだ?!

外来超音波診療のススメ

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 最近、世の中に「筋膜リリース」という言葉が氾濫しています。テレビ、ネット、書籍などのさまざまな媒体で、また医療関係者だけでなく、マッサージ、ヨガ、整体、エステとあらゆるところで使われています。

 世間で注目を浴びてもうかるからでしょうか(笑)。今までの運動器診療の中であまり注目されてこなかった筋膜に焦点が当たることは、いいことではありますが、混乱を来しているのも事実ですね。

 今回は少しまじめに「筋膜」や「Fascia」、「トリガーポイント」、「生理食塩水によるリリース」について解説してみたいと思います。今回の執筆も、吉彦が担当です。

1706003_ph2.jpg日本の国鳥キジのFascia

白石 吉彦(しらいし よしひこ)
 離島総合医。1992年に自治医科大学卒業後、徳島で研修、山間地のへき地医療を経験。1998年に島根県の隠岐諸島にある島前診療所(現隠岐島前病院)に赴任。2001年に同院院長。周囲のサテライトの診療所を含めて総合医の複数制、本土の医療機関との連携をとりながら、人口6,000人の隠岐島前地区の医療を支えている。
 2014年に第2回日本医師会赤ひげ大賞受賞。著書に『離島発 いますぐ使える!外来診療小ワザ離れワザ』(中山書店、2014)、『THE整形内科』(南山堂、2016.5、編集幹事)。

白石 裕子(しらいし ゆうこ)
 離島総合医。1994年に自治医科大学卒業。徳島県立中央病院、徳島大学病院小児科、徳島県立三好病院、西祖谷診療所勤務。1997年に第1子出産。1998年に島根県隠岐諸島・西ノ島の島前診療所に赴任、西ノ島町立浦郷診療所長兼務。2001年に第2子出産。2003年に島根県立中央病院にて後期ローテート研修。2004年に隠岐島前病院に再度赴任、浦郷診療所長を兼務、第3子出産。知夫診療所へ週1回派遣。2006年に第4子出産。2010年に隠岐島前病院小児科長、西ノ島町内の学校医、園医、乳児〜就学時、5歳児健診、予防接種など小児科業務と総合内科、診療所業務、病院業務などを行う。
 2015年に自治医科大学地域医療学教室学外講師地域担当。2015年に第2回やぶ医者大賞受賞(兵庫県養父市)。

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