アナフィラキシー死亡の最大原因はエピネフリン投与の遅延である!!
N Engl J Med (2017; 377: 1168-1176)に食物アレルギーの総説(Clinical Practice)がありました。この1、2年でLEAP studyという、ピーナツアレルギー治療のランダム化比較試験(RCT)が完了し、大変大きなブレイクスルー(breakthrough)が起こりました。大興奮の世界最新の食物アレルギー総説です!
最重要点は下記6点です。
- ピーナツを生後4~6カ月で摂取すると免疫寛容が起こる!
- アナフィラキシー死亡の最大の原因はエピネフリン投与の遅延である!!
- 死亡しやすいのは青年のピーナツ、ナッツ類、魚、甲殻類アレルギー、喘息の存在!
- 運動、ウイルス感染、生理、情動ストレス、アルコール摂取でアレルギー閾値が下がる!
- アナフィラキシーで20%は蕁麻疹を欠く!
- アナフィラキシーは二相反応あり4~24時間観察せよ!
この著者は、University of Arcansas for Medical Sciences and Arcansas Children's Hospitalの女性教授です。この大学の公式サイトを見たところ1,100人の職員がおり、26の部門に200人の教育スタッフ(faculty members)がいるとのことで巨大な小児専門病院でした。
以前から"Arcansas"をなぜ「アーカンソー」と読むんだろうと不思議に思っていたので調べてみました。"Arcansas"はインディアンの部族の名前です。フランス系移民はカナダのケベックを中心に北米の東北部に多いのですが南部にも少数ながら移民しました。"Arcansas"をフランス語で読むと最後の"s"は発音しないので「アーカンサ」になりますが、ケベック・フランス語では「ア」を「オ」と発音するため「アーカンソー」になったというのです。
そういえば、西伊豆にケベックから来たカナダ人のALT(assistant language teacher)がいたのですが、彼女がフランス本国で話すと、変な発音だと笑われたとのことでした。「何を言うとりまんねん」みたいなフランス語なんでしょうか。
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仲田 和正(なかた かずまさ)
西伊豆健育会病院病院長。1978年に自治医科大学卒業、静岡県立中央病院(現静岡県立総合病院)全科ローテート研修、1980年に浜松医科大学麻酔科研修(4~9月)、静岡県国民健康保険佐久間病院外科・整形外科。1984年に自治医科大学整形外科、大学院、1988年に静岡県島田市民病院整形外科、1991年に静岡県西伊豆病院整形外科。
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