【最終回】高齢者の"主治医"とは何か 「2人主治医制」のススメ 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 88歳女性: もともと、高血圧でA医院(内科)に、変形性膝関節症のためB医院(整形外科)に長らく通院中である。弁膜症による心不全で入退院を繰り返しておりC総合病院の循環器内科に2カ月に1回通院している。白内障がありD医院(眼科)にも時々通院し、1年前から尿失禁がありC総合病院の泌尿器科に通院している。最近、足腰が弱り物忘れがひどいため娘が地域包括支援センターに相談したところ、精神科を受診し認知症かどうか診てもらった方がいいと言われ、独居のため介護保険を申請した方が良いとも言われたという。どの医師が主治医意見書を記載すべきであろうか。 わが国における主治医とは 厚生労働省による外来における主治医機能の資料によると、わが国では患者の約45%が複数の医療機関あるいは診療科を受診し、複数の"主治医"がいると報告されています。そして、「病気になるといつも相談し診療を受ける医師」を持つ人は3割に満たないそうです。本連載の最終回では、超高齢社会が進展するわが国における「高齢者の"主治医"とは何か」について考えます。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×