流行するグルテンフリー食の失墜
糖尿病リスクが増大
研究の背景:グルテンフリー食が世界的に大流行
グルテンフリー食なる健康法(痩身法)が世界的に大流行している。この食事法は、その名のごとく小麦などの麦類に含まれる蛋白質の一種であるグルテンを避けるというもので、本来はグルテンに対するアレルギーのため、下痢などの症状を生じるセリアック病に対する治療食である。
しかし、有名テニスプレーヤーのジョコビッチ選手がこの食事法でパフォーマンスが向上したと話題になったり、一部の芸能人がこの食事法で体重減量に成功したと述べたりしたことで、欧米ではグルテンフリー食は健康法(痩身法)であるとの認識が広まったのである。
日本でもグルテンフリー食をうたう商品がスーパーマーケットでも普通に売られるようになった。しかし、日本においてはセリアック病の頻度は極めて低く(J Gastroenterol 2014; 49:825-834)、グルテンフリー食でなんらかのメリットを得られる可能性は低いのではないかと個人的に思っていた(なお、日本人における小麦アレルギーとして小麦依存性運動誘発アナフィラキシーが有名であるが、その抗原であるグリアジンやグルテニンが結合したものがグルテンである)。
このたび、一般集団にとってグルテンフリー食はメリットが得られないどころか、かえって糖尿病のリスクが高まるのではないかとする論文が欧州糖尿病学会の機関誌Diabetologia(2018年8月3日オンライン版)に掲載された。いわゆるファド・ダイエットの好例として、警鐘の意味も込めてご紹介したい。
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