超音波診断装置、通常は「エコー」っていいますね。皆さんの医療施設ではどこに置いてありますか? 病院なら普通は検査室、そして検査技師さんが使っていますね。 それが、この10年くらいで、大きく様変わりしてきました。1つはエコーがデジタル化されて、コンパクトかつ高精細な画質のものが出てきたからです。また2010年、GEヘルスケアジャパンから発売されたポケットエコー「Vscan」は衝撃的でした。本当にポケットに入る大きさのエコーを手にすることができるようになったのです。マイナーチェンジを繰り返して、現在は三世代目のものとなっています。 「エコー」と一口に言っても種々雑多ないろいろなエコーがあり、よく知らない人にとっては分かりにくいかもしれません。そこでこの連載では、エコーを全く知らない人でも分かるようにエコーの醍醐味を紹介していきます。エコー未経験者にもエコー経験者にもためになる情報をたっぷりお伝えします。