大切なかばんを持っていざウズベキスタンへ 在エチオピア日本国大使館 松岡慈子 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 総合内科専門医、神経内科認定医、脳卒中専門医である私にとって大切なものは神経内科診察道具の入ったかばんです。2014年3月、そのかばんを持って最初の任地である旧ソ連圏のシルクロードの国、ウズベキスタンに赴任しました。赴任約2週間後に、国際クリニックのノルウェー人医師から緊急相談の電話が入りました。患者の主訴は進行する筋力低下。患者は国家救急医療センターを紹介受診し頭部CTを施行したものの、異常なしで帰されたということでした。国際クリニックを訪問した私は相談医師の下で神経学的所見のアドバイスを行い、深部反射の消失を確認。ギラン・バレー症候群を疑い、呼吸障害の出現を示唆し緊急搬送を提案しました。翌日、呼吸障害を呈した患者は無事にドイツに緊急搬送されました。神経内科の診察道具が入ったかばんがすぐに役に立ちました。 (著者:ウズベキスタン・サマルカンド音楽祭 外交団招待にて) 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×