世界的ブーム!「POCUS」ってなんだ??

~外来にエコーがあるとワークフローが変わる?! 例えば頻尿鑑別に~

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

「POCUS」ってどう読めばいい

 そもそも、なんて読むのだ?! 

「ポーカス」「ポッカス」って読んだり、「ポックユーエス」と読んだりします。Point-of-Care Ultrasoundの略語です。外来や病棟で気になる関心領域に対して、ちょい当てするエコー検査のことです。エコーの小型化、高性能化に伴って患者さんの所へエコーを気軽に持っていけるようになり、最近大変注目されています。

 2011年にMooreらがN Engl J Med364: 749-757)でPoint-of-Care Ultrasonographyという総説が書かれており、このころから世界的にブームになっています。日本でも内科系医学雑誌で続々と特集が組まれています。2018年は、なんと4本ですよ。これはやらないわけにはいかないでしょう。

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白石 吉彦(しらいし よしひこ)
 離島総合医。1992年に自治医科大学卒業後、徳島で研修、山間地のへき地医療を経験。1998年に島根県の隠岐諸島にある島前診療所(現・隠岐島前病院)に赴任。2001年に同院院長。周囲のサテライトの診療所を含めて総合医の複数制、本土の医療機関との連携を取りながら、人口6,000人の隠岐島前地区の医療を支えている。
 2014年に第2回日本医師会赤ひげ大賞受賞。著書に『離島発 いますぐ使える!外来診療小ワザ離れワザ』(中山書店、2014)、『THE整形内科』(南山堂、2016.5、編集幹事)、「離島発とって隠岐の外来超音波診療 動画でわかる運動器エコー入門」(中山書店、2017)。

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