日本発、骨代謝研究のブレークスルー RANKLは骨吸収だけではなく骨形成も制御 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする 研究の背景:驚愕・羨望のサイエンスレベルの高さ 私は性格が悪いので友達がいない。 母校の大学病院には長く在籍したが友人はほとんどいなかった。その中での稀有な友人が、本論文の著者の病院薬剤部の先生方であった。彼らとのサイエンスの話はとても楽しかったことを覚えている。その教室から、世界の骨代謝研究のブレークスルーとも言える論文が発表された(Nature 2018:561;195-200)。ただ、前もって断わっておくが、薬学の第一線研究者の論文なので、ド基礎である。 若いころから新しモノ好きで傲慢な私は、最先端のベーシックサイエンスを運動器医療に取り入れてやろうと意気込んでいて、入局してすぐのころに当時まだ黎明期にあった分子生物学をちょっとだけ囓った経験がある。マニアティスの『Molecular Cloning』をオペ室の隅で読んでいたのはもう30年以上前である。 今回の論文を読んだときには、そのサイエンスレベルの高さに驚愕し、ナンチャッテ分子生物学者の私にとっては、とても羨ましかった。というわけで、読者の興味も顧みずに紹介する。一応、図をつくったので、参照しながら読んでいただければ幸いである(文末にはナンチャッテ業界批判も)。 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×