95歳の独居女性が自宅で転倒!②

あなたはどう考える? 薬剤師の在宅ケーススタディ vol.1

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どんな対応が必要か考えてみよう!

今回のケースでは、独居の高齢者が転倒し、自力では助けが呼べませんでした。考えられる今後の対応、注意すべき点、集めなくてはいけない情報など、どんなことが挙げられるでしょうか?

●Kさんのデータ

年齢、性、介護度:95歳、女性、要介護度3

既往症、病態:高血圧症、深部静脈血栓、骨粗鬆症、痙攣、COPD

家族:集合住宅の3階に1人暮らし。結婚した長女が隣の市に在住

介護者、介護の内容・回数:月~金曜にヘルパーが食事をつくりに来る。食事回数は1日2回のみ

処方内容:

■Rp1

フロセミド錠 20mg 1錠 分1 朝食後 14日分
スピロノラクトン25mg 1錠 分1 朝食後 14日分
エルデカルシトール0.75μg 1Cap 分1 朝食後 14日分
レボチロキシンナトリウム50μg 1錠 分1 朝食後 14日分
アムロジピン5mg 1錠分1 朝食後 14日分

■Rp2

ランソプラゾールOD錠15mg 1錠 分1 夕食後 14日分

■Rp3

リマプロストアルファデクス5μg 3錠 分3 毎食後 14日分

■Rp4

芍薬甘草湯2.5g 分1 就寝前(隔日) 7日分

■Rp5

経口栄養剤エンシュア・H® 適宜

その他:血圧123/76mmHgで安定。足にむくみあり。右手の中指先が切れて少し赤いが、本人は自覚症状なし。

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