トップジャーナルに学ぶ「脂質異常症の管理」 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする N Engl J Med(2019; 381: 1557-1567)に脂質異常症管理の総説がありました。 2018年にACC(American College of Cardiology)/AHA(American Heart Association)によるコレステロール管理のガイドラインが出て、さらに昨年(2019年)心血管疾患予防のガイドラインが出ました。これらのガイドラインは下記、当西伊豆健育会病院ホームページにまとめてあります(関連リンク1、2) 本日のこのNEJM総説「脂質異常症の管理」はこれらを基にしたものです。 最重要点は下記14点です。 LDLコレステロールは「lower is better !」、10mg/dL未満にしても副作用はない 患者と危険因子相談、今後10年リスク示せ(関連リンク3)。境界値ならCoronary artery calcium (CAC)スコアも 地中海食を取り加工肉・砂糖入り飲料減らし週最低150分の運動を! LDL-C≧190mg/dLの場合や糖尿病・急性冠症候群でLDL≧70mg/dLも即スタチン開始 IHD予防にLDL-C<100mg/dL、再発<70mg/dL、低リスク<116mg/dL。高リスクはLDL-C5割、中リスク3割削減 心血管リスク境界値ではCACスコア計算も可 アセチルCoA→HMG-CoA→メバロン酸→コレステロール。スタチンはHMG-CoA→メバロン酸の阻害 HMG-CoA→ケトン3種。βOH酪酸は尿検不能。ケトーシスでBG↑はDM、↓は飢餓 スタチンの利益はリスクを上回る。長期間使用で年々効果が高まる 胆汁はせっけんと同様、油とミセル(中心が疎水、周辺が親水)をつくり水溶性に ゼチーアはコレステロールの小腸と肝細胞吸収時働くNPC1L1蛋白阻害、LDL削減の第二選択 PCSK9阻害薬はLDL受容体分解阻害、LDL低下。LDL降下薬の第三選択 スタチンによりLDL↓だがTG↑のときEPA、DHAが心血管リスク減少に有効かも スタチンの上乗せ薬bempedoic acidは安上がりで有効かも 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×