医療分野での応用が期待される人工知能(AI)。救急医療の現場でも疾患の早期発見、治療につなげるための研究が進んでいる。その1つが、急性冠症候群(ACS)が疑われる患者に対し、心臓カテーテル検査の要否を迅速かつ高精度に判定するAIである。開発に携わった慶應義塾大学循環器内科の後藤信一氏に、開発の狙いやAIの進化がもたらす未来について聞いた。