【第30回】ICI治療中の非小細胞肺がんにおける肝転移は予後不良因子

川崎市立川崎病院呼吸器内科医長 田中 希宇人 氏

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ


【論文名】 The Efficacy of Immune Checkpoint Inhibitors in Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer With Liver Metastases

【出典】J Cancer Res Clin Oncol 2020; 146: 777-785

 連載第30回に選んだのは、J Cancer Res Clin Oncol誌から「The Efficacy of Immune Checkpoint Inhibitors in Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer With Liver Metastases」です。肺がんにおいて肝転移は予後不良因子であることが広く知られていますが、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の効果と肝転移の関係について焦点を当てた論文は数が限られています。今回、東京都立駒込病院呼吸器内科の大熊裕介先生(現:国立がん研究センター中央病院呼吸器内科)、北台留衣先生から肝転移を伴った進行/再発非小細胞肺がん(NSCLC)患者に対するICIの効果についての解析が報告されましたので勉強してみました。

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする