高齢者の孤独、認知症者の孤独

大阪大学大学院臨床死生学・老年行動学教授・佐藤眞一氏に聞く

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 日本の高齢者人口(65歳以上)は今年(2020年)3,600万人を超え、総人口に占める割合は28.7%と断トツの世界一位である。高齢者の定義には異論があり、75歳以上としても約1,900万人と総人口の15%に近づいている(総務省統計局)。一方、認知症の高齢者は600万人、有病率は17〜18%と推計されている。加齢は高齢者の認知機能に変化をもたらし、認知症者の心が変容することは明らかだ。心理学、老年行動学の立場から高齢者や認知症者を長年観察してきた佐藤眞一氏に、加齢に伴う心の変化が周囲とのコミュニケーションを難しくし、孤立・孤独を生み出すメカニズムについて聞いた。同氏は、彼らの孤独を想定し、会話を生み出すことの重要性を強調する。

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