成人てんかんの初期治療(総説)NEJM 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする N Engl J Med(2021 Jul 15, 385: 251-263)に「成人てんかんの初期治療」の総説がありました。 N Engl J MedやLancet、JAMAなどのトップジャーナルは何か新しいブレイクスルー(breakthrough)があると数カ月内に総説を組んでくれます。臨床医には誠にありがたい味方です。これらの総説を追いかけていれば世界最先端になんとかしがみついていけます。 本日のこの総説の最大のポイントは「デパケンに比しイーケプラに臨床的、費用的優位性はない! ただし出産予定の女性ではイーケプラは催奇性がないので有用」です。 N Engl J Med総説「成人てんかんの初期治療」最重要点は以下の11点です。 発作は焦点発作(片側→両側へ)、全般発作(最初から両側)、不明の3つに分ける 一過性意識消失はてんかん/失神/精神的。迷走神経失神は嘔気先行、失神1分未満 全般性にデパケン。催奇性あり妊婦はイーケプラ+葉酸。第二選択ラミクタール、トピナ、エクセグラン! 焦点性発作:第一選択イーケプラとラミクタール。第二選択テグレトール、ビムパット、トピナ、エクセグラン 内側側頭葉海馬硬化で既視感、未視感、上腹部不快感。鉤回はにおい(焦げ、硫黄) 催奇率:薬なし2.6%、デパケン10.3%、テグレトール5.5%、トピナ3.9%、ラミクタール2.9%、イーケプラ2.8% 痙攣患者は心電図必須、CT、MRIを。24時間以内に脳波を。電解質、血糖、Ca、Mg確認 睡眠不足、酒は強い痙攣リスク。再発因子は2回目発作・脳波異常・神経症状→投薬 Apple watch/iPhoneのてんかん検出通報アプリ「SeizAlarm」 国内:運転免許取得・更新は2年間発作がないこと。大型・2種(乗客運ぶ)は禁止 てんかんの種類 参考になった 名の医師が参考になったと回答 記事をクリップ 記事をクリップして、あとでマイページから読むことができます Facebookでシェアする Xでシェアする Lineでシェアする ×