東洋医学で考える医師の「燃え尽き症候群」

東邦大学医療センター 大森病院東洋医学科准教授/診療部長 田中 耕一郎

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 厚生労働省によると、燃え尽き症候群(burnout syndrome)とは、「それまで意欲を持ってひとつのことに没頭していた人が、あたかも燃え尽きたかのように意欲をなくし、社会的に適応できなくなってしまう状態」を指す。現在では、どの職種でも起こりうると考えられるようになったが、従来の研究では対人サービス従事者でより起こりやすいとされ、主に医療、教育、福祉の分野が研究対象となってきた。医療分野では、看護師を対象とした研究が比較的多く報告されている。

田中 耕一郎(たなか こういちろう)

東邦大学医療センター大森病院東洋医学科(漢方・鍼灸)准教授/診療部長

1993年、北海道大学教育学部教育社会学講座卒業。福武書店(現ベネッセコーポレーション)勤務。富山医科薬科大学(現富山大学)医学部医学科卒業後、自治医科大学一般内科を経て、2006年、東邦大学医療センター大森病院東洋医学科入局。2008年、中国・昆明医科大学に留学。東邦大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。日本東洋医学会漢方専門医・指導医。日本内科学会認定医・専門医・指導医。日本病院総合診療医学会認定医、日本医師会認定産業医。2017年から現職。

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