坂口恭平の心に、神田橋條治の言葉あり

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 この連載で、オリブ山病院(沖縄県)副院長の横田泉先生がなんと僕の名前を挙げてくれたとのことで、急遽、原稿を書くことになりましたが、僕はもちろん精神科医ではありません。僕は躁鬱病、診断名としては双極性障害Ⅱ型の患者であり、2011年からくまもと青明病院(熊本県)に月に一度通っています。今も寛解とはいえず、月に一度はひどくふさぎ込み、3日ほど布団から起き上がれない状態になります。

坂口恭平(さかぐち・きょうへい)

作家、画家

1978年、熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、日本の路上生活者の住居を収めた写真集『0円ハウス』(リトルモア、後に河出文庫)を刊行。東日本大震災後の2011年5月、故郷熊本県で独立国家の樹立を宣言し、新政府総理大臣に就任。その経緯と思想を綴った『独立国家のつくりかた』(講談社)が話題に。2012年からは自らの携帯番号を公開し、希死念慮がある人からの相談に応じる「いのっちの電話」の活動を開始、現在も継続している。その他の著書に『現実宿り』(河出書房新社)、『苦しい時は電話して』(講談社)、『cook』『自分の薬をつくる』(ともに晶文社)、『躁鬱大学』(新潮社)、『土になる』(文藝春秋)、『いのっちの手紙』(斎藤環氏との共著、中央公論新社)など多数。画集に『Pastel』『Water』(ともに左右社)がある。音楽、美術の分野でも多彩な活動を行っている。

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