今冬のインフルエンザ動向を「超」早読み

2022/23シーズンは流行が復活、コロナとの同時流行の可能性あり

東北文化学園大学医療福祉学部抗感染症薬開発研究部門 特任教授/
公益財団法人宮城県結核予防会 理事長 渡辺 彰

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 ほぼ毎シーズン1,000万人を超えていた日本のインフルエンザ患者は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が出現したとたんに影を潜めた。2020/21シーズンの推定患者数はわずか1万4,000人にとどまり、2021/22シーズンも同様であった。懸念されていたCOVID-19とインフルエンザの同時流行もなかったが、インフルエンザがなぜ影を潜めたのかは、今もよく分からない。その理由を探りつつ、2022/23シーズンのインフルエンザの流行動向を早読みしてみた。

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