薬疹を起こしやすい意外な薬剤、対処法は?

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 薬疹は全ての薬剤で起こりうると言っても過言ではない。新規処方薬の方が被疑薬である確率は高いが、10~20年と長く服用している薬剤で薬疹が出現する場合がある。薬疹は、おそらく全ての医師が経験したことがあるポピュラーな症状であるにもかかわらず、その病態は不明なケースが多く、原疾患の治療に大きな影響を与える非常に厄介な疾患だ。新薬が登場するとこれまで経験したことがない新たなタイプの薬疹が出現する可能性が高いため、常に情報をアップデートし、出現時の対処法を知っておく必要がある。本稿では薬疹の最近の話題について解説する。

葉山 惟大 (はやま これまさ)

2004年、日本大学医学部医学科卒業。日本大学医学部附属板橋病院での研修医修了後、同大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野助手を経て、2014年から同大学医学部皮膚科学系皮膚科学分野助教/同院皮膚科病棟医長、2019年から同大学医学部附属板橋病院アレルギーセンター臨床部門長を兼任。今年(2023年)4月1日より同大学医学部皮膚科病院准教授に就任。

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