HAE、新薬登場も医療アクセスに課題

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 遺伝性血管性浮腫(hereditary angioedema:HAE)は、全身のさまざまな部位に浮腫の出現と消失を繰り返す希少疾患である。HAEの治療は、これまで急性発作時への対処に限られていたが、2021年4月に経口薬のベロトラルスタット(商品名オラデオ)、翌年5月に皮下注射のラナデルマブ(タクザイロ)、同年11月に皮下注射のC1-インアクチベーター(C1-INH)製剤(ベリナート2000)が発売され、新規治療薬が登場したことで、急性発作の長期予防が可能となった。こうした背景を踏まえて、昨年(2023年)12月に日本補体学会は『HAE診療ガイドライン改訂2023年版』を4年ぶりに刊行した。そこで、Medical Tribuneは1月19~29日に医師会員を対象として、新たな展開を迎えたHAE診療に関するアンケートを実施。HAEの疾患認知度や医療アクセスに課題がある現状が浮き彫りになった。(関連記事「遺伝性血管性浮腫、長期予防薬でQOL改善へ」「GL改訂、遺伝性血管性浮腫の治療に大転換」)

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