医療事故が生じた際、日本では被害者の救済は過失を犯した医療者個人または医療機関の責任でなされるべきとする過失責任主義が採用されており、萎縮医療が生じる原因となっている。それに対し、医療者の過失の有無を問わず被害者を救済できるのが無過失補償制度であり、創設を求める声は少なくない。日本医療安全学会理事長で浜松医科大学教授の大磯義一郎氏に、医療事故と医療過誤の定義を踏まえ、無過失補償制度の必要性について解説してもらった。 <!-- .frame-wrapper__video { position: relative; width: 100%; height: 0; padding-bottom: 56.25%; overflow: hidden; margin: 30px auto; } .frame-wrapper__video iframe { width: 100%; height: 100%; position: absolute; top: 0; left: 0; } -->