心拍再開後の神経学的転帰、脳波で分かる?

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研究の背景:予後予測因子の指標がない

 心停止からの蘇生は、医療に期待される大きな関心事の1つであり、小児でも同様(あるいは成人以上)である。ドラマのような熱意が奇跡を起こす可能性を筆者は否定しないが、より効果的な手法として標準化され、普及するためにはエビデンスの蓄積と検証は欠かせない。国際蘇生連絡委員会(ILCOR)による「心肺蘇生(CPRと救急心血管治療のための科学治療の推奨に関わる国際コンセンサス(CoSTR2020)」では、小児の蘇生についてこれまで以上に広範なエビデンス評価がなされた。

呉 宗憲(ご そうけん)

東京医科大学小児科・思春期科学分野講師。台湾で出生。2004年、東京医科大学医学部卒業。初期臨床研修を経て、同大小児科・思春期科学分野へ入局。以降は関連病院で研鑽を積みつつ、東京都立小児総合医療センター心療内科/児童思春期精神科への出向を経て現職に至る。日本小児科学会(専門医・指導医・代議員)、日本小児心身医学会(認定医・理事・次世代育成検討室長・研究委員長・各種ガイドライン作成委員など)、日本頭痛学会(専門医・ガイドライン作成委員)、日本小児感染症学会(認定医)、日本小児神経学会、日本睡眠学会、日本小児精神神経学会などに所属。子どものこころ専門医として、子どもの心とからだ(ここ×から)外来を担当している。趣味はラーメン。

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