新薬エクスプレス

認知症など脳神経系疾患のバイオマーカー検査薬が発売

ロシュ・ダイアグノスティックス

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 ロシュ・ダイアグノスティックスは本日(9月1日)、血液検体を用いてアルツハイマー病をはじめとする脳神経系疾患に関連するバイオマーカーを検出する研究用試薬4製品〔「Elecsys pTau181p RUO(S100)」、「ELecsys ApoE4p RUO(S100)」「Elecsys NFL RUO(S100)」「Elecsys GFAP RUO(S100)」〕を発売したと発表した。同製品は、181位リン酸化タウ蛋白(pTau181)、アポリポ蛋白(apo)E4、Neurofilament light (NfL)、Glial fibrillary acidic protein(GFAP)をそれぞれ検出する。(関連記事「認知症に関連するタウ蛋白の検出可能な研究用試薬を発売」)

 また、脳脊髄液検体でβ-アミロイド1-42とpTauを測定する体外診断用医薬品エクルーシス試薬 β-アミロイド1-42」および「エクルーシス試薬 リン酸化タウ181」についても、本日付で保険適用され、発売したと発表した。いずれも厚生労働省が定める最適使用推進ガイドラインに基づき、アルツハイマー病による軽度認知障害および軽度の認知症の進行抑制が期待される医薬品の投与開始または中止後の再開の判定目的に使用できる。

 全製品ともに電気化学発光免疫測定法(ECLIA法)を測定原理とし、同社のコバスシリーズの全自動免疫分析装置で測定することが可能。

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