認知症薬の処方ランキング、新薬登場前後で変動?

患者数・市場規模の観点から

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 リアルワールドデータ(RWD)は、急速に変化する医療の実態を明らかにしてくれる。日本最大級の診療データベース(実患者数5,300万人超)を保有するメディカル・データ・ビジョン(MDV)との共同企画による新連載「ビッグデータで示す医療ランキング」では、毎月1つの疾患に焦点を当て、その疾患の知られざる側面や治療の最新動向をランキング形式で紹介する。今回は9月21日の世界アルツハイマーデーにちなみ、認知症を取り上げた。この領域では、最近2年で新薬3製剤が市場導入され、大きな話題となっている。新薬登場前後の認知症治療薬の処方ランキングを患者数および市場規模(薬剤料)の観点から提示する。

メディカル・データ・ビジョン株式会社

 病院への経営支援システムの提供と製薬企業などのデータ利活用支援サービスを二大事業として展開。保有する診療データベース(DB)は日本最大級の量と質を誇る。

 診療DBは病院のレセプトデータと診断群分類包括評価(Diagnosis Procedure Combination;DPC)データで二次利用許諾を得た匿名加工情報。その規模は実患者数で5,335万人に上る(2025年8月時点)。

 医学・薬学研究にEBMが求められる中、同社のDBは学術的にも高く評価されており、多方面にわたるリアルワールドデータ(RWD)研究で活用されている。

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