有効かつ適正な補聴器使用で認知症を防げ!

聴覚と認知機能

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする
感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 難聴は単なる「聞こえの不自由」ではなく、認知症発症の最大の修正可能危険因子だ。米国や日本の疫学研究でその関連性が明確に示され、補聴器の常用には認知機能低下抑制効果が報告されている。しかし、日本の補聴器使用率は依然低く、助成制度の年齢制限も課題だ。本インタビューでは、聴覚と認知機能の関係、補聴器導入の臨床的意義と留意点、そして医療従事者が果たすべき役割について、刈谷きこえのクリニック院長/国立長寿医療研究センターの杉浦彩子氏に解説してもらった。

杉浦 彩子(すぎうら さいこ) 刈谷きこえのクリニック院長

1998年 名古屋大学医学部卒業

社会保険中央病院、名古屋大学病院を経て、

2005年〜 国立長寿医療研究センター耳鼻いんこう科で臨床・疫学研究に携わる

2007〜23年 豊田浄水こころのクリニックで心療耳科外来開設

2023年〜 聴覚専門外来を有する刈谷きこえのクリニック開院

  • Facebookでシェアする
  • Medical Tribune公式X Xでシェアする
  • Lineでシェアする