新薬エクスプレス

「CAR-T療法の均霑化」で3団体を採択

ギリアド・サイエンシズ

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 2019年の承認以来CAR-T療法を提供できる施設は増加しているが、東京および近隣県や近畿地方など都市部に集中しており、医療へのアクセスの均霑化が課題となっている。ギリアド・サイエンシズは昨日(11月4日)、この課題を解決するため同社が今年(2025年)4~7月にアイデアを募集した「CAR-T細胞療法における地域格差解消のための寄附プログラム」の採択結果を発表した。採択された団体・提案は以下の通り。

●NPO法人血液情報広場・つばさ
「CAR-T治療を必要とするがん患者らの入院調整を効率化する『マッチングアプリ』の開発」

●京都大学病院
「CAR-Tアクセス格差の解消を目指す多層連携モデルの構築」

●九州大学病院
「九州エリアにおけるCAR-T細胞療法の地域格差を解消し、多くの患者が適切に治療へアクセスできる体制の構築」

 同社は今回の採択について、「血液がんにおいて、同療法は大切な治療選択肢の1つになり得る。同療法のグローバルリーダーとして、医療機関と連携してアクセス改善に取り組んでいきたい」とコメントしている。(関連記事:「CAR-T療法イエスカルタ、非ホジキンリンパ腫で5年超の持続的奏効示す」)

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