クロピドグレルからプラスグレル低用量投与への切り替えにより血小板抑制作用が増強

〜PCI後安定CAD患者の抗血小板薬2剤併用療法〜

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 第3世代のチエノピリジン誘導体であるプラスグレルは,クロピドグレルに比べて反応性の個体差が少なく,血小板抑制効果が高い。しかし,日本でのプラスグレルの承認用量は欧米の約3分の1であり,日本人の患者で,クロピドグレルからプラスグレル低用量(3.75mg/日)への切り替えによる薬力学的効果を検討したデータは多くない。千葉大学循環器内科の西毅氏らは,アスピリンとクロピドグレルの2剤併用療法を受けている,経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後安定冠動脈疾患(CAD)患者53例の前向き研究の結果から,クロピドグレル標準用量からプラスグレル低用量への切り替えにより血小板抑制作用の増強が期待できることを,Circ J(2015; 79: 2439-2444)に報告した。

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