日本語は難しい? 前立腺がんの「監視療法」

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 がん治療では「早期発見、早期治療」とよくいわれます。しかし前立腺がんの場合は、早期治療をせずとも、そのがんが生命予後に悪影響を与えない症例(ラテントがん)が少なからず含まれるといわれます。そのため、早期に発見される限局性前立腺がんに対しては、根治療法のほかに、診断されても直ちに治療を開始しない、という選択肢がありますが...ここで少しややこしい(?)のが、この「無治療で経過観察をする」という方法に関する用語として「待機療法(watchful waiting)」と「監視療法(active surveillance)」があるのです。しかも「監視療法」は、これまでは「PSA監視療法」と呼ばれていましたが、間もなく改訂予定の前立腺癌診療ガイドラインでは「監視療法」に統一されることになったそうです。

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